英語スクール体験談について(NCC綜合英語学院)

英語学習|これまでの学習履歴

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こんにちは。アラフィフさくらの普通の毎日です。

これまでの英語学習履歴は英語学習のところに年表でまとめていますが、ここではそれぞれのスクール等の体験談をまとめています。

NCC綜合英語学院に通うことになったきっかけ

このときの私は40代後半で、仕事以外の目標を持つため何をすべきか考えた結果、英語の能力の底上げに再度挑戦することにしました。当時の職場は平日休みのため、この休みを使ってスクールに通うことを考え、インターネットで細々とスクール探しをしていたのですが、その中で「NCC綜合英語学院」がヒットしました。「真剣に学習する人のみ募集」とか「教育第一主義」といった理念に共感して、またきちんと勉強し直したいと考えたのがきっかけです。

公式ウェブサイトはすごくスパルタっぽくてちょっとこわい感じなので、他のウェブサイトでもクチコミなどの情報収集をしたのですが、先生方はとても丁寧とのことで、その他のこともそれほど悪い話は書いてありませんでしたので、まずは説明会に行ってみることにしました。

説明会では、とにかくウェブサイトに書いてあるとおりのことを念押しされましたが、イメージと異なっていたという印象もなかったので、とりあえず入学することを決意し、後日のレベルチェックの日程を決めて帰ってきました。

NCC綜合英語学院ってどんなところ?

「NCC綜合英語学院」は西新宿にあります。「教育第一主義」を掲げていることから、教えること以外のコストは徹底的に抑えているというのも売りのひとつのようでした。新宿駅から10分弱ぐらいのところで非常に便利でありながらこの授業料で提供できるのも経営努力なんだと思います。たとえば、別館にはトイレがないので、休憩時間に道路の向かいの本館に行ったり、受付も専属の事務の人はいなくて、空いている先生が対応していたりなど、通常のスクールとは雰囲気が異なりますので、はじめは戸惑うかもしれません。

入学から在籍中の概要について

入学から在籍中の概要について
  • 2017年9月
    説明会に参加

    事前に予約した日時に説明会に参加しました。参加者は私を含めて数名いたと記憶しています。その中に高校生の保護者の方がいて、在籍されていた方の関係者からの薦めもあり、留学準備のために入学したいという希望のようでした。説明されたのはたぶん幹部?みたいな方(先生)で、ウェブサイトに書いてあるとおりの内容を念押しされたあと、その日にレベルチェック受験日を決めて帰ってきました。所要時間はおおむね2時間程度だったと思います。

  • 2017年10月
    レベルチェックを受験

    レベルチェックの内容はスピーキング、英作文でした。スピーキングは聞かれたことに答える方式で、レベル判定のため録音されていました。英作文は時間勝負ではなく、1時間ぐらいで20個ぐらい?(すみません、正確な数はもう忘れてしまいました)の短い和文を英訳するという内容で、TOEICなどのような時間勝負ではなく、わかるまで考えつくすぐらいの時間はありました。

  • 2017年11月
    入学(中級準備クラス)

    全21段階中12で中級準備クラスと判定されました。月曜の午後を希望していましたが、早めにスタートさせたかったので、とりあえず比較的空きが早く出た火曜日の午後のクラスに通うことになりました。このクラスは女性の先生でした。

  • 2018年1月頃
    クラス変更(中級準備クラス)

    月曜クラスの午後クラスに空きが出たため、クラスを変更していただきました。変更にともない、先生も変わりました(2人目で女性でした)。

  • 2018年11月頃
    クラス解散

    中級準備クラスのカリキュラムが終了したため、受講しているクラスが解散となり、中級クラスの希望曜日の空きが出るまで1か月ぐらいお休みとなりました。

  • 2018年12月頃
    クラス変更(中級クラス)

    月曜の午後に空きが出て既存のクラスに合流することとなり、先生も変わりました(3人目で男性でした)。以前のクラスの方も何人か引き続き同じクラスになったのは心強かったですが、以前からいる方のレベルは高かったです。

  • 2019年11月頃
    休学及び終了

    体調不良のため休学することにしました。今考えてみるとこの体調不良は歯の不具合だったようでした。。このときに受講期限があと2か月程度残っていました。2020年4月からは平日に通うことができず、あわせてコロナ禍で今後どうするか決めかねていたところ、2020年夏ぐらいにNCCの方からご連絡をいただきました。体調は戻っていましたが、諸事情により結局通学を継続することもDVDを借りることも選択せず、NCCでの学習は一区切りとしました。

    もともと2020年4月からは平日に通学できないことがわかっていたため、この受講期限が終了したら継続はしないつもりでいたので、少し早い終了となりました。ちなみに、このまま続けていればもう少しでそのとき在籍していた中級クラスも解散となり上級準備クラスに上がるところまでいってたのですが、上級準備クラスは開講時間帯が少ないらしく、クラスに入れるまで中級以上にさらに時間がかかるとのことでした。

授業の内容について

私は週1回の日本人の先生のクラスのみ受講しましたが、中級準備クラス、中級クラスとも授業は以下の3部構成で進められていました。所要時間は先生の進め方や受講者数などで必ず同じ配分になるわけではありませんが、平均するとこのぐらいだったかと思います。ちなみに、私は午後のクラスを受講していて、13:30に授業開始で、途中休憩をはさみ、終了が16:30~17:00ぐらいでした。

①宿題チェック(30分程度)

②ECOP(English Constructions for Oral Practice)の学習(100分程度)

≪休憩(10分程度)≫

③インタープリテーション(40分程度)

宿題チェック

宿題は以下の3種類の暗唱のチェックです。

・前回のECOPの学習範囲及び少し前に学習したところに戻った個所で、先生が日本語を言ったらそれをよどみなく英語で答えます。おおむね20~30文ぐらいでした。

・NCC独自の単語帳にある単語(15個ぐらい)を覚えているかのチェックが行われます。

・NCC独自の短文リストにある単語(10文ぐらい)を覚えているかのチェックが行われます。

これらが全部チェックされるわけではなく、順番に当てられることになっていますが、よどみなく言えないと容赦なく「Next person!」と言われ、次の人に飛ばされてしまいます。これがめちゃくちゃプレッシャーで、これをクリアするため、私は通勤電車の中はもちろんのこと、歩いているときやお風呂に入っているときなどのすき間時間に思い出しながら練習していました。しかし、これだけ準備しても、いざチェックをうけるときに緊張から頭からフレーズが抜けて「Next!」と飛ばされることもしばしばあり、ここはいくら時間を費やしても最後まで満足できるレベルまで仕上げることができませんでした。クラスの人数にもよりますが、10人を切ると順番がすぐに回ってきてけっこうきつかったです。

私は主に月曜の午後(13:30~)のクラスにいて、いつも13時ぐらいに到着して予習していましたが、宿題チェックのプレッシャーもあり、挨拶はするものの、他の方も授業開始まで黙々と予習しているような雰囲気でした。

ECOP(English Constructions for Oral Practice)の学習

ECOP(English Constructions for Oral Practice)とは、NCCの独自教材で、初級~中級レベルの文法が体系的に学べるような内容で、この教材を使って学習します。具体的には1~4行程度の短文の和文と英文が数百文掲載されている教材で、まずは日本語を見て、初見で口頭英作文を考える時間が1分ぐらい与えられ、1~2名が指名されて発表します。その後、先生から丁寧な関連語彙、文法の解説が加えられ、模範解答が導かれるのですが、1日につき平均5~6文ぐらい(長文だと2~3文ぐらいのときも)の進捗状況であるぐらいのペースでしたので、中身の詰まった内容だということです。

インタープリテーション

インタープリテーションとは、その名のとおり、同時通訳の練習です。中級準備~中級クラスのレベルだと、おおむね全体で8~10行程度のボリュームでした。初めて学ぶものは、「First try」として全体の3分の1ぐらいの日本語を先生が読み上げて、それをメモして英語に通訳して、それを3回ぐらい繰り返すという流れです。そして、それを宿題として持ち帰って、仕上げて次のインタープリテーションの授業の始めに「Second try」(授業始めに行う「宿題チェック」とはまた別の宿題です)として発表します。

入学当時は「First try」なんてわけがわからず、しゃべることすらままならなく、中級クラスに上がっては少しコツをつかみ、まだましになったかもしれませんが、First tryの仕上げは最後まで満足いくレベルには至らなかったです。

まとめ

とにかくひたすら繰り返し文法をたたきこまれたので、体にしみ込んだ感じです。NCCに通っていた時にブレイクアウトを経験することはありませんでしたが、その後の学習で「これNCCでさんざんたたきこまれたな」という場面に遭遇することが多くて、重要な通過点だったとしみじみ感じます。現在はアウトプット中心の学習を行っていますが、正しい文法を意識しながら会話する癖はNCCでのインプットの影響だと思っています。在籍中にお世話になった先生方には大変熱心に指導していただき本当に感謝しています。

かかったコスト

私は週1回制を2年受講したので、年253,000円(税込)×2年=506,000円かかりました。

ちなみに、NCCの推奨パターンは週2回(1日は日本人講師、1日はネイティブ講師)なのですが、閑職とはいえフルタイムで勤務している状況では週1回の通学が限度だったのと、経済的な事情から週1回の日本人講師のコースにしました。

年ごとではありますが、受講前に先払いするので決して安い金額ではありませんが、かなり密度の高い授業を経験したので他のスクールと比べて割高ということはないと思います。

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